楽しい法事

法事はつまらない。

辞書に記載してもいいくらい、この事実は無視できないものである。
ぜひとも、これからは楽しい法事を作っていきたいと日々考えている。

両親が法事の話しをしており、本を読みながら聞いていると

キクマロが名古屋に来て、法事が何だかんだと話している。

キクマロ?キミマロの間違いじゃないか、芸人か?

と思い、「法事に芸人がくるの?」と訊いてみた。


違うよ、親戚だよ、と。


なんだつまらない。

もし芸人ならば、どこの馬の骨か知らぬ他人だろうと、その法事に行かなくてはならんと・・・

とスケジュールの算段を始めたが、残念に終わった。


是非これからの法事は楽しくあってほしいものだ。

つまらない説法はいらない。
その代わりに綾小路きみまろに話芸を披露してもらおう、

辛気臭い歌で有名なさだまさし精霊流しでも歌ってもらおう。



話しに聴くと、どうもその法事に来る坊主は酒が好きなようだ。
そのポイントを逃す手はない。

先に宴会を開き、坊主に酒を飲まそう。

それから酔いどれ念仏を唱えてもらえば最高だ。


そうゆう法事に行きたい、と思った。


「そうだ、京都へ行こう」はもう古い。
京都なんかくそ喰らえ。

これからは法事だ。



そうだ、法事へ行こう。



これこそが現代ヒッピーとロックの融合ではなかろうか。