適当レビュー:シン・エヴァンゲリオン
やっと見れたよ。やっと終わったよ。
よかった。よかった。
本当によかった。
長い旅でした。
(自分で結末を知りたい人は見てからにしてね)
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ラストシーンの宇部新川駅は、「お前ら現実を生きろよ!」ってメッセージでしょうか。
「エヴァは終わった。だから、お前らもいい加減自分の世界から出ていけ。」
というように見受けられました。
自分にはこの突き放し方がすごく気持ちよかったです。
庵野さんの毒の使い方として、アニメーションと実写をクロスオーバーさせる方法なのかな、と思っています。
そういえば、冒頭からシンジ君のオナニーで始まる「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」でも実写を使っていましたね。
劇中歌「Komm, Susser,tod」から「Jesu, Joy of Man's Desiring」に変遷していくところで、オタクを映画館に集めて撮影した映像を用いてました。
「夢って何かな?」
「夢?」
「現実がよくわからないんだ」
「幸せがどこにあるかわからないんだ」
「だからこれが現実なんかじゃない」
「僕一人の夢を観ちゃいけないのか」
(映画館に集まるオタクら)
激写されるオタクらを前に
「それは夢の終わりよ」
とシンジ君の戯言は綾波に切り捨てられましたが、この時はまだ序の口でした。
今回は、ラストシーンで現実を突きつけてきたのが、たまらなく良かったです。
こんなやり方をしたので、オタクらに戦闘シーンがひどいだとか、意味が分からないとか、使徒のデザインがひどいだとか・・・
さんざんな言われようですが、現実逃避したい人にとって、このラストシーンはつらかったでしょうね。それで低評価をつけられてしまったのかもしれません・・・
私個人としては、最初からエヴァンゲリオン自体は世界を記述するためのモチーフに過ぎないと思ってみていたので、何とも思いませんでした。
意味が分からないのはわからなくもないですが、何度か観ればファンならわかるでしょうに。
使徒のデザイン?このラストを迎えるにあたって注力すべき場所はそこじゃないでしょうに。
まぁ、ぐだぐだ言わないで、
「うん、行こう!」